JREポイントには、ステージというシステムがある。半年間のポイントの獲得状況に応じて、s1、s2、s3のプレミアムのランクが与えられ、それに応じた特典が得られる仕組みだ。例えば、どこかにビューーン関連で言えば、プレミアムステージに到達すると、どこかにビューーンを2000ポイント引き、1人分で2人行ける(2期以上連続時)などの特典がいただける。より少ないポイントで多くの旅ができるのだから、嬉しい限りである。ほかにも、Suicaグリーン券に少ないポイントで引き換えができたり、ホテルのランチ券(2期以上連続時)、BECK’S飲料引換券、その他の割引券は結構ありがたく使わせてもらっている。
が、結論から言えば、私はJREステージはあまり無理して目指すものでもないと思っている。特にプレミアムステージは、判定が厳しく、場合によっては不必要な買い物や乗車をしなければ達成できない事態になりうるからである。とはいえ、ちょっとの工夫で手に届くのであれば、目指してみたいという気持ちもある。個人的には、以下のような条件を満たす人は、目指すことが向いていると思う。
- JR東日本の鉄道によく乗車する。とくに通勤手当が出るなど、手出しが少ない場合。
- JREポイント特約店でよく買い物をする、または、JREポイント特約店が通勤途上や近所など買い物しやすい環境にある。
- モバイルSuicaでよく買い物をする、ビューカードを生活のためのメインカードにできる。
想定ケース
どのJREステージを狙うか、どのような買い物スタイルかによって、戦略は変わってくるが、まず、JREステージは、最上位のプレミアムを狙う想定をシミュレーションしてみる。プレミアムステージに到達するには、その前の半年間の判定期間に、10000ポイント獲得が必要であり、そのうち1000ポイントを鉄道カテゴリ、1000ポイントをお買い物カテゴリで獲得する必要がある。
どこかにビューーン!を利用するためにJREポイントを貯めるような人は、年に数千から数万ポイントを獲得すると思われるので、数字だけ聞くと聞くと結構できそうだなと思ってしまうのだが、実は、実際に受け取るポイントと、この判定に使われるポイントとは、解釈が異なっており、通常後者がかなり少なくなるはずである。よって、実際に受け取っているポイントは多くても、判定上のポイントは足りていない」ということが往々にして起こりうるのである。
ひとまず、鉄道カテゴリを1000ポイント、お買い物カテゴリを1000ポイント、その他カテゴリを8000ポイント獲得することを目標にする想定で話を進めてみたい。
鉄道カテゴリ1000ポイントを貯める
鉄道カテゴリは、通常の乗車料や定期券、グリーン券、新幹線の利用などで貯まる。(えきねっとからツアー類の利用でも貯まるケースがあるが、還元率は高くないのでここでは触れない。)ただしリピートポイントのボーナスやビュープラスによる加算などはここには入ってこないので、1,000ポイントというのは意外とシビアな目標である。これらは、モバイルSuicaからの支払いにしたり、新幹線をeチケットにするなどして、還元率を高めることができるが、それでも原則は2%である(在来線特急はなぜか5%還元だが)。つまり、1,000ポイントの目標を達成しようとすると5万円利用しなければならないのである。
通勤定期などで半年に5万円以上の支払う(もちろん会社の手当で)という人は少なくないと思われるため、そのような恵まれた人は、プレミアムを狙う価値があるだろう。しかしそうでなければ、何かしら乗車機会を増やさなければならないが、グリーン券や在来線の利用を増やしちまちまと稼ぐのもなかなかしんどいだろう。かといって、ポイント稼ぎのために新幹線旅行を増やしたとて、本来どこかにビューーンでタダの旅を目指してきた身としては、本末転倒である。
無理してプレミアムを目指すべきではないといった理由の一つがここである。
お買い物カテゴリ1000ポイント貯める
お買い物カテゴリは、基本的には、JREポイント特約店か、JREモールで買い物をすることで貯めていく。
過去にはJREモールのふるさと納税にJREポイントがついていたので(年収などによって上限は異なるものの)還元率1%でも10万円のふるさと納税をすれば、ほぼ手出し無しで達成できたのだが、2025年10月以降は、ふるさと納税に一切ポイントがつかなくなってしまったので、この手は使えなくなった。JREモールでの買い物は、時折ボーナスポイントがつくことがあるものの、お買い物カテゴリには算入されないので、基本還元率1%であり効率が良くない。
比較的効率が良い方法としては、JRE特約店でJREカードなどでカード決済をする方法である。こちらは3.5%還元となり、これはそのままお買い物カテゴリに換算されるので約2.9万円程度の買い物をすれば達成できる。デメリットとしては、このためにJREカードを発行しなければならないことである。JREカードは年会費が安いもので、524円/年かかる。JREカードの効用として2%の上乗せ還元が得られる(後述するモバイルSuicaにビューカードからチャージして支払う方法では1.5%還元なのでその差分)と考えても約2.6万円/年の買い物をしなければ元を取れないので、そもそもJRE特約店であまり買い物をしない人は向かない。
無理してプレミアムを目指すべきではないといった理由のもう一つがここである。
その他カテゴリで8000ポイント貯める
鉄道カテゴリ、お買い物カテゴリで貯めた分の残りをどう埋めるかを考える。もちろん鉄道カテゴリ、お買い物カテゴリの方法は比較的還元率が高いので、この2つを上乗せして貯めても構わないのだが、ポイントを貯めたいが鉄道乗車回数やJREポイント特約店での買い物を増やそうと頑張るのも無理があるだろう。よって、その他カテゴリとして、無理なく貯まる方法で、かつなるべく効率が良い方法を考える。
その他カテゴリを埋める上で効率が良いのは、ビューカードからモバイルsuicaにチャージし、このモバイルSuicaで買い物をすることである。チャージした時に1.5%還元が確定し、かつ電子決済ができるようなお店はほとんどの場合モバイルSuica決済ができるので、ほとんどの買い物がその他カテゴリを埋めるポイントになる。
では、Suicaが使えない支払いからもその他カテゴリのポイントを回収をするにはどうするか?基本的にはビューカードを使って支払いをすれば、0.5%還元でその他カテゴリのJREポイントを回収できる。ただ、もしあなたがビックカメラで使えるビックポイントを使う当てがあるなら、ビックカメラSuicaカードにすることがおすすめである。このカードは通常のビューカードとして、0.5%還元のJREポイントを獲得できるうえ、もう0.5%をビックポイントとして獲得できるため、実質1%還元となるからである。(もちろんビックカメラのECや店舗での買い物ではビックポイントが+10%還元となる)。
まとめ
JREポイントステージの上位を目指すための、非常にざっくりとした戦略は以下の通りである。
- 鉄道カテゴリ→モバイルSuicaで乗車、モバイルSuica定期券を購入、eチケットで新幹線に乗る(還元率2~5%)
- お買い物カテゴリ→JREカードをでJREポイント特約店で買い物する(還元率3.5%)
- その他カテゴリ→モバイルSuicaにビューカードからチャージして、モバイルSuica決済をする(還元率1.5%)、ビックカメラSuicaカードで決済する(還元率:JREポイント0.5%、ビックポイント0.5%、合計1%)、普通のビューカードで決済する(還元率0.5%)
ただし、冒頭でも述べた通り、JREステージの判定のためのポイントと、実際にもらえるJREポイントの間には乖離があり、どこかにビューーン!ユーザーとしては、あくまで欲しいのは後者のポイントである。(例えば、ビュープラスポイントなど、ステージ判定に使われないが、もらえるとうれしいポイントはたくさんある。)ステージアップを狙いすぎて疲弊しないように心がけて、楽しいビューーン!ライフを送れることを願うばかりである。


