どこかにビューーン!で旅をする〜白石蔵王編②〜

DO: 旅は2日目

こけし会館

翌朝、朝食を食べ、9時開館のこけし会館を目指す。こけし会館は、遠刈田温泉街からは徒歩10分ほどと、子連れでも充分歩ける距離だ。

ここでは、こけし展示の他、こけし色付け体験を楽しむつもりだが、次の予定地へはタクシー移動の予定なので、繋がりが悪いとマズイので、予約しようと電話する。が、繋がらない。イヤーな予感がする。10分おきに電話してみるが、常にお話中。いつかつながると信じながら、ひとまず中に進むとする。

まずはこけし展示から。世界最大5000体のこけし展示があるという。(こけし文化の構成上、日本一イコール世界一のような気もするが。)確かに、大小さまざまなこけしが集結する様は圧巻である。のぞむらくは、一つ一つ丹念に眺めて、歴史と伝統を語るパネルを熟読して進みたかったが、子供が早々に飽きてしまい、早くこけし作りしたいとせがむので、それは叶わなかった。スタッフ方は10分もあれば回れますよとおっしゃっていたが、確かにこけしをざっと眺めるだけならそのくらいで終わるかもしれないが、じっくり堪能すれば1、2時間は居られる自信ある。

 さて、色付け体験。子供と自分で1本ずつ。なかなか子供見ながら自分のもやるのは大変で、あとで1本でよかったかなと思わなくもなかったが、体験者は他におらず、好きなだけやってよさそうな雰囲気だったので、のんびり取り組むのもよかった。

子供は、顔が真っ赤なオオスズメバチのような色を塗り始めたが、それはウルトラマンだという。普段あまりウルトラマンの話などしないのでそのキャラのチョイスは意外だとは思ったが、保育園での彼女の中ではマイブームなのかもしれない。親の知らないところでいろんなことを覚えてくるなあ。しみじみ。自分は、やり方見本通りに、オーソドックスなこけしを、、、と思ったが、立体に筆で細い線をつけるのって意外と難しいぞ。大失敗こそしないが、素人然とした、オモロこけしが誕生した。

蔵王ハートランド

 次は、蔵王ハートランドへ。観光牧場である。遠刈田温泉からは、徒歩だと1時間以上はかかるような距離。町民タクシーが1日2本出ているようだが、始発は7時台なので不可能。車がないなら基本タクシーだ。何度か電話して、ようやく捕まる。

 若いお兄さんという感じのドライバーさん。なんでもこのエリアは、このお兄さんが電話番から運転までひとりでこなしているらしい。なんともご苦労なことだ!まぁ確かに、さほど乗客がいるとも思えないこのエリアで、駅からは1時間近くあるなか、ここを何人で回すかと言われたら一人で十分ということなのかもしれない。ともかく、私としては、現実的な時間内(長くても30分くらい?)に車移動が確定できれば問題がないので、彼のおかげで私の旅が成り立っていると思えば感謝してもしきれない。

 ハートランド。チーズづくりやバターづくり、アイスクリームづくりが体験できる。予約制ではあるが、当日飛込でもなんとかなるだろうと思って予約していなかったが、案の定、全時間帯で空きありという感じだったので、さっそく申し込んだ。こけしが思いのほか前倒しで終わったので、午前のアイスクリーム作りに参加。

 単に冷やしたアイスクリームと、空気を含ませたソフトクリームを比較するコンセプト。アイボーイ(業界用語)風の容器に、牛乳、生クリーム、砂糖が入ったものをさらに、塩と氷が入った大きい容器に入れて、ひたすらシェイク。10分くらい。結構ヘトヘトになるし、子供はやらないので、一つでよかった。(2人からなので2人で頼んだけど。)もう一つは、ボウルに混合液を入れてたものを氷水で冷やしながら泡立て器で撹拌。こっちの方が少し楽かな。完成したものを食べて子供もご満悦の表情で、苦労したかいがあった。

 その後、ウエストウインドというカフェで食事ができそうと思ったのだが、行ってみると残念ながらお休み。本部ではスナック類しか売ってなく、一番近い酪農センターでも2km近くあるとのことで、子供もそろそろ帰りたいというし、思いのほか早く退散することに。幸いタクシーがすぐ捕まる。さっきのお兄さんが、程なく到着。

ジビエの店

遠刈田温泉街は、観光センターのまわりに、食事場所は選べるほどにはある。白石蔵王駅行きは、次の13時台を逃すと、次は15時台なので、できれば前者に乗りたい。ちょうどバス停前に、おしゃれなジビエの店があったので、ここでお昼にする。

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