どこかにビューーン!で旅をする~動機編②~

 さて、どこかにビューーン!を利用しようとすると、一人1回6,000ポイントが基本となる。どうやって貯めるか?効率と頻度を考えると、私の場合

  • ①モバイルSuicaで乗る
  • ②ビューカードからモバイルSuicaにチャージ
  • ③ラスカなど還元率の高い店を利用する
  • ④ビューカードを使用するの順であると思う

の順であると思う。

①モバイルSuicaで乗る

 実はJR東日本はSuicaで乗ると50円につき1ポイント、つまり還元率2%でJREポイントが付く。これだけでもお得な部類なのだが、さらにリピートポイントなるサービスがあり、「同一料金区間」を1カ月に10回乗ると、1回乗車分のJREポイントが還元される。これはちょうど回数券があった時代の還元率(10回分のお値段で11枚つづり)に相当する。リピートポイントの場合は、11回目からも10%還元が続くので、通勤などで月に10回以上同一料金区間を乗る人は、実質常に10%還元ということだ。すごい。

 私は、おととしくらいから在宅勤務を週3に増やしたので、通勤定期が支給されなくなった。もちろん残りの週2の通勤費用は会社が支給するが、支払いは都度払いとなった。が、そのおかげで、約500円の区間を1カ月あたり週2×4週×往復で16回程度乗ることに乗り、毎月1000ポイント程度の還元を得ることができるようになった。手出しなしで半年に1回はどこかにビューン!を利用できる計算だ。まるで、海外出張で溜まりまくったマイルを使って旅行する人(自身はそんな経験は無いが)のような嬉しさがある。

②ビューカードからモバイルSuicaにチャージ

 ビューカードからモバイルSuicaにチャージすると、1.5%のポイントが付与される。これはキャッシュレス決済のチャージに対する還元率としては高い方かと思う。しかもチャージしたときに1.5%が確定するというのは大きい。例えば楽天カードから楽天キャッシュにチャージして楽天ペイで支払いしても1.5%となるが、これは楽天ペイで楽天キャッシュから支払いした場合に限られる。楽天ペイが使える場面は多いといえども、モバイルSuicaの広さにはかなわない。しかもモバイルSuicaの場合は、上述の「同一料金区間にたくさん乗る」と組み合わせて、実質2重取りのようなこともできるので、より効率が良いように思う。

 約500円からとはいえ、年会費を払うカードを持つのが憚られる…という方には、ビックカメラSuicaカードは良いかもしれない。(私も使っているのはコレ)。1円でも使えば年会費無料となるので。ただ、クレジット利用に対するポイントは、ビックカメラポイントと折半となるので、ビックカメラを使わない場合にはハマらないかも。(ビックカメラドットコムは、結構日用品を安く無料配送してくれるので、私は年に数回まとめ買いに使ったりする。)最速でJREポイントを貯めたい場合は、年会費アリのものが良いことは言うまでもない。。。

③ラスカなど還元率の高い店を利用する

 ラスカなどJR東日本関連のお店でJREポイントカード(やアプリ)を掲示すると1%のポイントが付く。上記の年会費があるJREカードで支払える場合はさらに1.5%~3.5%となるパターンもあり、そういうJR東日本関連のお店でしょっちゅう買い物する人にとっては、この貯め方もアリかもしれない。

 ただ、私の場合は、そんなにラスカなどを多く利用する機会がないので(せいぜい小田原ラスカの成城石井や、平塚ラスカの最上階のレストランくらい?)1%還元でチビチビ貯めているという感じ。

④ビューカードを利用する

 これはビューカードをJRにも何にも関係ない使い方で使う方法で、還元率は0.5%と最も低く、金券的価値を考えたらできれば使いたくない方法だ(もっと還元率が高い他のカードがあるので)。

 ただ、JREポイントをどうしても貯めたい場合はこの方法になるし、最終的にどこかにビューーン!に使うことを前提とすると、ポイント価値が5倍くらいになる可能性もあるので、それほど悪い方法でもないと思う。実際、年間の消費に係る金額の大半はJRと関係ないことなのだから、その金額のうちどれだけJREポイント獲得に回したいかということになる。

 単に金券として使った場合の還元率はあまり高くないので、必要なポイント目標を定めて、それ以上の部分は他のカードを使うなどして、全体の還元率を高めることを考えることになる(なんかポイ活全体の話になってきたな…。)そういう意味だと先述のビックカメラSuicaカードは、ビックカメラポイント0.5%、JREポイント0.5%で、実質還元率1%なので、あまり(もらえるはずのポイントを捨てたという)罪悪感なく使えると思う。

番外編:JREバンク口座を持つ

 これはJREポイントの貯め方とは直接あまり関係ないのだが、どこかにビューーン!にそこそこ関係するので少しお話しする。

 昨年JR東日本は銀行のサービスを始めた。預金額など特定の条件を満たすともらえる特典が大盤振る舞いということで、結構ネットで話題になっていたと思う。例えば、片道4割引き券やグリーン車無料券などだ。これらも十分魅力的だが、どこかにビューーン!に関していえば、2000円割引券がもらえるチャンスがある。具体的には、年4回の判定日に預金額が50万円以上あれば、1回あたり最大3枚(年12枚)もらえるのだ。預金は常に預ける必要はなく、判定日にあればよいので、わりと敷居も低い。通常6,000円(東京駅始発の場合)のところを4,000円で利用できるとなると、どこかにビューーナー(?)としてはかなりありがたい。

 口座を持つ分にはタダなので、すでに他にメインバンクを持っている人も、これのためだけに持っていても良いと思う。楽天銀行を使っている人は、UIが全く同じなので、そこも敷居が低いポイントだ。

どこかにビュー―ンまとめ

 というわけで、実際の旅以前のポイントの貯め方について、ツラツラ語ってしまったが、要するにどこかにビューンを年何回使いたいかから逆算して、それに必要な目標のポイントを達するのに効率が良い方法をとるのが良いと思う。それは各人の生活スタイルによって異なるので、最適解も人それぞれ。ただ、当たり前だが、JREポイントの仕組みは通勤などで日常的にJRに乗る人(特に同一区間を何回も)にとって圧倒的有利になっている。私の場合は、会社の交通費分だけで、年2~3回は利用できる計算となり、あとは子供の保育園代をビックカメラSuicaカードで払っているので、その分でもう1回くらいいけるかな?あとは、使途と還元率をみて適当に配分する感じで。

 私は、もともとポイ活できるほど几帳面な性格でないので、真剣にやりすぎてストレスをためてしまっても本末転倒だ。普通に過ごしていると捨ててしまっているかもしれないポイントを、ちょっとの工夫で回収できて、それで旅行なんかができるとラッキーだ…くらいな気持ちで取り組むのが良いかもしれない…というスタイルを皆さんにも提唱します(笑)。

 

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