本記事は、自転車で台湾を一蹴したときの旅行記シリーズ「環島したときのこと」の一部です。以前の記事を読みたい方はこちらからどうぞ。
本記事は、筆者が2016年12月25日から2017年1月5日にかけて台湾旅行をした際の体験をもとに、思い出しながら書いたものです。当時の写真やメモ、SNS記事などを参考にしながら書いております。ご了承ください。
2016/12/25:台湾初日
空港に降り立つ
桃園国際空港に降り立つ。国際空港といっても、英語をあまり見かけないし、規模も大きくもない。時差もないので、あんまりインターナショナル感はない。なんだかちょっとした地方空港に来た気分。自転車を無事にピックアップし、まずは空港脱出を試みる。とりあえず、本日宿泊予定であった台北のホテルに向かうため、バスのチケットを求める。車站と書いて駅を意味するらしい。この知識はこのあと台湾生活中ずっと役立ち続ける。

バスで空港を脱出
バスに乗ると、空港周辺こそちょっとした都市を形成しているようであったが、高速に乗ると程なく素朴な農村風景に出会う。都市と都市の間は原風景とも言えるような良い田舎を見ることができるようだ。一方で遠くには、東京にもないんじゃないかというくらい高いビル(マンション?)が見え、なんだか歪である。やがて台北駅に着く。

台北駅
台北駅の表向きのデザインは、よく共産圏で見る「仰々しく書かれたスローガンのような看板」が掲げられ、いかにも中華文化圏という感じだ。台湾ナンバーワンの駅というだけあり、局所的には新宿駅のように感じなくもない。いや、新宿の方が全然デカいかな。101タワーの前では、人だかりができている。何かのゲームのプロモーションイベントのようだ。人だかりを尻目に、101タワーへ。

101タワー
今日から10日余りの情報収集源たるWiFiルータをレンタルするために。何階かは忘れてしまったが、かなり高層フロアに行ったと思う。しかし、途中ほとんど人気を感じず、さながら廃墟タワー。たまたまビジネスアワーだったからか、それともテナントが全然いないのか?こんな経営では潰れそうだな。などと取り止めもないことを考えながら、レンタル屋に到着。何かレンタルカウンターのようなしっかりとしたものを想像していたが、6畳一間のバックヤードのようなところで、おばさんが1人お弁当を食べていた。食事中のところ申し訳ないが、レンタル予約していた旨を(カタコトの英語で)話すと、合点したようで、奥の部屋に入り、危機をかしてくれた。
〇〇飯店
機器を借りてようやくネットに繋がることができ一安心。改めて本日のお宿を検索し、到着。〇〇飯店。ホテルなのに飯店というのは結構多いが、なぜなのか?こちらもカタコトの日本語でチェックイン。自転車を入れていたバッグは大荷物なので、数日預かって欲しいと頼むが、ダメと言われる。このホテルは、帰りの前日にも宿泊の予定だったので、そこまででいいじゃんと少し交渉したところ、OKと言われる。よかった。しばらくカタコトの英語で話していたが、こちらが日本人であることに気づくと、最後は日本語になった。スマンネ。英語下手で。。。
初台湾飯
ホテルは素泊まりなので、周辺で晩飯屋を探す。初めて言葉が通じない異国の地での飯屋。緊張する。いかにも街中華(?)という感じの店に入る。メニューは漢字ばかりでよくわからない。こんな時のために、台湾語でわかる食べ物選び方みたいな本で勉強した知識を使う。なんか色々工夫した結果、ちぢれ麺の醤油ラーメンのようなものを注文できた。初めての注文の達成感が良いスパイスとなり美味かった。



日本のテレビ番組がいっぱいやっている
まだちょっと早いのだが、ホテルで休む。テレビを見ると、結構日本のテレビ番組の再放送がやっている。色々やっていたが、覚えているところでは、ほこたてがやっていた。台湾人もこういうの楽しんでみるんだな。よく見ていると、日本の番組でも中国語字幕があるやつとないやつがある。へえすごい。日本語番組も字幕なしで見れる人が一定数いるんだなと感心。





