どこかにビューーン!で旅をする〜白石蔵王編①〜

 JR東日本エリアで、新幹線で行くような地域はは雪国が多い。よって、短い夏の期間を逃すとほとんど冬となってしまうわけだが、冬は雪に閉ざされて到達不能となってしまう観光地も多い。だから、もっと夏のうちに、とも心の片隅にはあったのだが、結局それほど行かずに秋も終わりかけという感じになってしまったので、一念発起で、ビューーンの申し込みをしてみた10月末。(このパターン多いな。)

 こんどは、秋田、山形新幹線に乗ってみたいなと思いつつ、そこそこ遠方の目的地にしとけばあとあと選べるかなと色々な憶測を元に何度かリセマラを試み、選んだ選択肢はこれ。

【白石蔵王駅】

【天童駅】

【新潟駅】

【新青森駅】

さて、結果は?

【白石蔵王駅】

 んー、絶妙。この選択肢ならこうなるよな。という結論か。もっとも、最近少々心身お疲れ気味のところあり、2時間オーバーの目的地だと(子供も連れていくので)どうかなと思うところあったので、このくらいの距離感だと少しホッとしている自分もいる。

 さてはて、白石蔵王。いったい何があるのか?

PLAN:白石蔵王って何がある?

 白石蔵王は東北新幹線で言えば福島と仙台の間である。東北新幹線数多く乗れども、あまり白石蔵王で降りる機会はない。蔵王という地名はスキーや温泉で有名でだが、どちらかというと山形のイメージだ。白石蔵王も新幹線駅名の例に漏れず、白石+蔵王の二つの地名の合体であり、白石は、蔵王の入り口として機能している。つまり白石エリアから蔵王エリアへはバスで1時間ほどの距離がある。そしてそこはいわゆる宮城蔵王である。

 惜しいのは新幹線駅白石蔵王と在来線駅白石駅が少し離れているところだ。街の機能は白石駅寄りなので、レンタカーも検討したが、あまり自信がなかったので、バスとタクシー中心のプランにした。

 蔵王といえば、真っ先に思いつくのがお釜であるが、どうやらお釜に向かうルートは11月上旬で冬季閉鎖に入ってしまうようだ。

白石城

 白石には白石城というお城がある。自分はお城が大好き!…というわけではないが、お城をたしなむことができるくらいのいい大人のふりをしたいため、また、こどもにはそういう教養を持ってほしいため、やはりここはひとつお城を訪れておくべきと思った。

こけし会館

 東北地方には各所にこけし産地があるそうだ。いろいろな流派があるのも初めて知った。その中の一派である遠刈田のこけしについて学び、また絵付け体験もできるということで、子供にはとても良い刺激になるのでは?というチョイス。

ハートランド

 

こじゅうろうキッズランド

という感じで、プランは決まった。

DO:いざ白石蔵王へ

今回は、行きが12時ちょうど発のやまびこ137号ということで、出発がいつもよりかなり遅い。お昼は駅弁一択だし、初日は到着がほぼ14時なのであまり観光もできないだろう。若干扱いづらさは感じるがそう言っていても仕方がない。初日は、白石城を少し散策してすぐミヤコーバスで遠刈田温泉へ移動するプランでいくことにする。

白石城

 町内循環バスなどもあるようだが、時間を買ってタクシー移動。白石城に到着。ミュージアムや武家屋敷も気になったのだが今回は、お城一点に絞る。三の丸広場は、しだれ桜は当然枯れ木だが、若干紅葉も見れて風流である。白くて綺麗な城に入るとそこは急な階段。あまり大きくないのですぐに天守に辿り着く。

 白石の街並みや、周囲の山々が美しい。子供は、付近の公園が目に入り、しきりに遊びたいと騒ぐ。最後は、公園でブランコやシーソーなどで遊び、市役所前バス停へ。

遠刈田温泉

バスは自分たちの他は、1人しか乗っていない感じだった。時間帯のせいなのか、そもそもそんなものなのか、土曜にしては寂しい感じもしなくもないが。登り基調の道を50分ほど進むと遠刈田温泉にたどり着く。

温泉街は足湯やおしゃれな飲食店などもあり、鄙びたと表現するのは失礼かもしれない。若者が訪れても充分楽しめそうである。おそらく仙台方面からもバスがあるので、そちらからの客は多いのだろう。

もう16時になるので、本日のお宿、あづまや旅館へ。

タイトルとURLをコピーしました