本記事は「環島したときのこと」というシリーズ物の一部です。初めから読みたい方はこちらからどうぞ。
本記事は、筆者が2016年12月25日から2017年1月5日にかけて台湾旅行をした際の体験をもとに、思い出しながら書いたものです。当時の写真やメモ、SNS記事などを参考にしながら書いております。ご了承ください。
2016/12/30(台湾6日目)
アップダウンが厳しい難所を切り抜ける
台湾6日目。今日はこの旅最大の難所、、、の一つ、墾丁〜台東を一気に182km走ってクリア。アップダウンが激しく、2日目200キロよりキツかった。からだの節々が痛く、明日走れるか不安。。。
リゾートホテルを出発後、まずは国道26号沿いに南下し、台湾最南端を目指しました。激しい強風に煽られ、イマイチ進まず、無事最南端に到達するも、午前の時間をかなり使ってしまいました。ただ、台湾の原風景とも言える、田舎の村落が現れ始め、不思議となんだか懐かしい気分になりました。
台湾最南端に到達
そして最南端到達。小さな茶屋的な店がある程度で寂しげなところですが、観光客は次々やって来たので、優しそうなお母さんに頼んで、写真を撮ってもらいました。せっかくなのでチャリとヘルメットを準備してると、wow! cool!とお母さん。しかし、できた写真見ると、全然coolじゃないよ。だってメットが逆だもの。今後、事あるごとに自慢しようと思っていたこの一枚がちょっとおマヌで残念です。
その後、国道26号から県道?200甲、200とついで、満州郷へ。この辺りから、山登りが始まります。県道は車とバスならすれ違えないくらいの細い道に。海沿いはとにかく風が強く、砂がちな場所では巻き上がった砂がバチバチ顔に当たって痛いのなんの。山登りが始まると風はやみますが、今度は山特有の雨が始まります。そのまま国道9号にぶつかるまで、おそらく500mくらいあるかとおもいますが、かなりしんどかったです。ただここでも心が和むようなひなびた温泉町や、山間の村落が見られたり、すれ違う車からの応援の声、同じように山登りしているサイクリストに出会ったり。中にはタクシーの後ろに自転車くくりつけて、ショートカットしている人もちらほらと(ずるい。。。)。きつかったけど、日本では見られないものがたくさん見られて、やっぱり登っておいて良かった。
やっとの思いで、最高点で国道9号線へ到達。そこからは10キロ以上ジェットコースターのような下り。路面がウェットだったので、飛ばしたい気持ちも山々ながら、心にブレーキをかけながらゆっくりと。そのまま東海岸にぶつかった頃には、体がかなり冷たくなっていたので、セブンイレブンへ立ち寄りました。コンビニに入るたびに前から気になっていた、関東煮を食べてみることにしました。
身も心も温まる…関東煮
関東煮は、もともと関西風おでんのことのようです。今は台湾料理として、そこここに関東煮屋さんがあります。せっかくなので、日本になさそうな具材を食べて見ます。台湾セブンは、たとえトイレは無くとも、軽食スペースは、ほぼ必ずあります。具材でインパクトが強かったのは、うまか棒(死語?)のような様態の豬血糕。豚の血と、もち米を練り合わせたもののようですが、見た目のグロさとは裏腹に味はさっぱり、きりたんぽ風。出汁もさっぱりしているのは、台湾風だからか、関西風だからか?
セブンイレブンを出る頃にはもうすぐ17時にさしかかろうとしていたところでしたが、台東まではあと60キロ以上あるということで、身も心もグロッキー。しかも初めの30キロほどは街灯もなく、ライトは前後につけてはいたものの、かなり車通りの激しい道路を暗闇の中漕ぐのは大変勇気がいりました。
台東到達。夜市がデカい。
そして台東到達。台北、台中、台南と大きなビルの立つ都市だったので、台東の思いのほか、小さい都市のことに驚き。ホテルの風呂で体を温めたあと、せっかく近所に夜市があるので、台東の夜市に行って見ました。ここ数日の中ではもっとも大きく、あーこれが本来の夜市なのかー、と思いました。都市サイズと裏腹に夜市がデカイのは、平日と休日の差なのか、台東が頑張っているのか。特に、射的、スマートボール、麻雀ビンゴ(?)など、ゲーム系があるのが面白いです。しかも、日本と光ったり回転するパーツがあったりと、いちいちハイテクでかっこいいです。
いろいろ食べましたが、品目名を忘れてしまいました。ただ生啤酒が一杯70元と言うのは、印象的でした。心なしか濁っているような気がしましたが、濁りは旨味、と呟いて、気にしないことにしました。
あとは、釈迦というフルーツが、初めて食べたのですが、とても美味しかったです。


