中小企業診断士の資格取得のための勉強をしていた頃のことを思い出していました。先述のエントリーで紹介した通り、「資格なんてとっても意味がない。ただ、意味がないというのは負け惜しみに聞こえるので、合格することだけはして、意味がないことを示してやろう」。そんなひねくれた気持ちでスタートしました。会社に入社した年だったので、2007年のことだったと思います。
まずは、1次試験の過去問題集を見てみました。1次試験は7科目もあり、マークシート方式でした。頭をよぎったのは、大学受験時代のセンター試験。ボリューム感としては、あれにかなり近いのかなと思いました。ただし、内容はかなり難しいと感じました。センター試験との違いを挙げると、かなり文系寄りの内容というか暗記系が多いこと、出題傾向があってないような感じで、毎年あまり読めない。(あとでわかってくることですが、毎年各予備校が、解答速報と称して、公式の解答例の公開を待たずに、独自の解答を出すことが通例になっていますが、その独自解答が、各社まちまちだったりすることが(選択式なのに!)よくあることです。そんな感じの問題なのです。)科目を一応挙げてみると以下のような感じです。(あれから10年たちますがまだ変わってないですよね?(笑))
- A 経済学・経済政策
- B 財務・会計
- C 企業経営理論
- D 運営管理
- E 経営法務
- F 経営情報システム
- G 中小企業経営・政策
第一印象は、F 経営情報システムは、仮にこの場で試験を受けても合格点には届くなーというくらい自信がありました。というのも、私自身が大学時代は情報系の専攻だったこともあり、また、ソフトウェア開発技術者の資格も持っていたので、その時の試験と比べると、午前試験レベルの難易度だったので、むしろ易しいと思ったくらいです。
また、D 運営管理も、その時工場関連の業務をしていたこともあり、ちょうど勉強するには良い機会だなくらいに思っていました。(ちなみに、運営管理は、主に製造業向けのオペレーションに関するガイドライン的なことを体系的に覚える科目です。5Sや小集団活動に関することをイメージしておけば間違いないと思います。)
A 経済学・経済政策・B 財務・会計は、どちらかといえば、理系チックというか、数字の学問で、ロジカルなので、私のような理系向きかな?とかってに解釈しておりました。また、センター試験時代は、社会系科目として倫理を選択するくらい(一般的には、文系は世界史、日本史、理系は地理を選択するのが通例で、倫理や現代社会は、受験人口が少なく、マニアックな部類でした。)、思想や哲学などが好きだったので、C 企業経営理論は、その嗜好とうまくマッチするようでした。
ただ、一方で、E 経営法務とF 中小企業経営・政策は、どうしても好きになれませんでした。基本的に難しい法文を読み解いて、何か判断をしたり、そもそも私の体が、法文体の文章を頭に入れることが苦痛となるようにできているのでしょう。結果から言えば最後まで苦しめられた科目です。
次回へ続く。
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