この本を読んだきっかけ
特許を出願することに関しては、色々な仕事がありますが、特に、特許データベースを使って、先行技術例を調査するような仕事をサーチャーと言います。出願する際は、自身の発明がすでに先行技術として存在した場合は、拒絶査定されてしまうので、何とか回避するなりして、特許査定されるような特許に仕上げるために、通常先行技術を調査します。これも、基本的には大企業等では、弁理士さんにお任せすることが多いかもしれませんが、自分でできるようになるのも良いと思います。自分の書きたい明細書の参考になりますし、他人の明細書を見ることで、アイデアが沸き上がることもあります。
本書は、前半は、J-Platpatを使ったサーチの基本テクニックについて書いています。J-Platpatは、特許庁の管轄する、無料でだれでも使えるウェブベースのデータベースですが、一部機能に制約があるものの、基本的には個人的な利用については、ほとんど支障がなく、これで多くのサーチ業務ができてしまいます。
後半は、Fターム等、キーワードとは異なる方法を使っています。こっちの方が若干上級者向けかもしれません。こちらもためになります。
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