「ピンチはチャンス」という言葉があります。
昔は、ピンチはチャンスという言葉を聞くと、「なにを負け惜しみを言っているのだ」とひねくれたことを思ったものですが、最近は、ピンチだからこそできること、あるいはピンチでないときはできないことも往々にしてあるなと実感することが多いです。
例えば、今年よく見かけるようになったのは、従来、紙で定期的に配信していたパンフや冊子類をWeb配信に切り替えるケースです。私の場合は、月一でくるJ:COMのパンフレット(テレビガイド的なモノ?)や、株主向けの書面などでしょうか。受け取り手にとっては、情報を紙で配信されることについては、ヒトによっては(多くはお年寄り?)ぬくもりやモノとしての実感がこもってて良いという方もいるかもしれないですが、最近は、スマホやタブレットユーザーも多いので、WebやPDFで配信してくれた方がありがたいと思っている方が多数のように思います。
私の場合、紙で配られると、最後は資源ごみに出すためにまとめなければならないのも相応におっくうに感じます。また、ダイレクトメール・チラシ・パンフの類によっては、一度も目を通さず処分してしまうものも多いため、それはそれで環境破壊をしているような罪悪感を覚え、あまり気持ちが良いものではありません。(旅行関係のパンフは、割と楽しんでみることは多いですが。。。)
一方送付している会社サイドからみると、これまでこれでうまく顧客満足度を上げてきた…という自負があるため、そう簡単にやめることができません。Webの世界では、A/Bテストのように、一部のユーザーには広告を見せ、他のユーザーには見せない…ということをして比較実験をする…というようなことが行われたりしますが、リアルの世界では、そういう顧客を実験材料にするようなことはやりづらいでしょう。続けるにしてもやめるにしてもリスクが伴うので、結局思考停止してしまうのです。
その点、今年は、コロナ禍の影響で、業績も下がり、待ったなしのコストダウンが必要、世間でもニューノーマル、ウィズコロナといった言葉が飛び交い、この流れなら切れる!というものがたくさんあると思います。私も、この際だからいろいろ切れるものを切っていきたいなと思っています。そういえばJ:COMの有料チャンネルは、最近まったく見てないな…。
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