
カゴメのトマトジュースなど、一部の紙パック飲料のパックをたたむと、”たたんでくれてありがとう”のメッセージが出てきて、心を和ませてくれることは有名ですが、先日、とある理由で北海道に出張した帰りに、お土産で買った”じゃがポックル”にも、”たたんでくれてありがとう”のメッセージがあることに気づきました。しかも、ただ開けただけで、たたんでいないのに…。
このようなシチュエーションで、必ず思い出すエピソードがあります。
高校生のときの現代国語のY先生が授業中にお話しされたエピソードなのですが、最近、”ありがとう”という言葉に新しい意味が加わったなぁ…と仰るのです。
先生曰く、ある時散歩をしていたとき、グラウンドで野球部の練習らしき人々に遭遇し、先生のもとにボールが転がってきて、同時に部員の一人が駆けてきて先生に遠くからこういったそうです。”ありがとう!”
要するに、”拾ってくれ”ということを遠回しに要求している”ありがとう”なのです。
そういえば、その種の”ありがとう”が、ますます定着しているなぁ…という気がしています。よくあるのが、公共のトイレや水回りで、”いつもきれいにご利用いただき、ありがとうございます”ですね。要するに、”綺麗に使えよ”という…。
こんな話をすると、次に”たたんでくれてありがとう”を見ても、和めなくなってしまいますね。すみません。落ちもないただのたわごとでした…。
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