昨日、109シネマズ湘南で、「女王陛下のお気に入り」を見てきました。
公式サイトによれば、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞していますが、すべて主演女優「オリヴィア・コールマン」に関するもののようです。確かに、主演の女優さんの演技はとても光っていましたね。
映画のくわしい評論は、私には力量がなくできないですい、ネタバレにもなるので、他のサイトに譲りますが、個人的な率直な感想としては、面白かったと思いました。が、奥さんに感想を聞いてみたところ、うーんという感じでした。確かに、手放しで面白いといって色々な人に勧めたい内容ではない感じはしましたが…。
ハマれない人がなぜハマれないのかを、自分なりに、色々考察してみると、やはり、見終わった後のスカッとした感じが少ないのが1番の原因かな?とは思いました。ラストシーンは、結局主人公は、心の底から優しいからアン女王に見初められたのか、あるいは本当の心の内はとても腹黒いのか、よくわからないままもやもやとした気分を抱えて終わってしまうので、文学的な意味では面白くはありますが、エンターテインメントとしては、正義が勝つ!というようなわかりやすいメッセージで終わってほしいという願望はありますね。
あとは、PG12指定からわかるように、若干お下品な描写もところどころあります。エロ・グロは手っ取り早く、観客の注意を引くのに有効ですが、あまりやりすぎると若干あざとい感じになりますよね。もちろんこの意味では、エンターテインメントとしては王道的やり方ではありますけど…。
でも、冒頭でも述べた通り、私個人としては、好きな作品です。もうすぐ公開は終わってしまいそうですが、ここまでの記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ映画館に足を運んでみてはいかがでしょう?
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