10/28の水曜日の話になりますが、生まれて初めて人間ドックに行ってきたので、そのお話を書こうと思います。
ついに四十路となったので
私の勤める会社では、当然のことながら、毎年、社内で集団で実施される健康診断が実施がありますが、40歳以上になると、社外の健康診断施設で受診しても、2万円の手当が出る権利が得られます。人間ドックは標準的メニューでは4~5万円くらいの料金設定が通例で、ざっくり2~3万は自腹となってしまうため、利用する人は少数派のようですが、私は標準以外のオプション設定に興味があったので、今年初めて受けてみることとしました。気になるメニューとしては、やはり、体脂肪関連が気になるということでCT(体脂肪測定)オプションを付けました。また、不整脈持ちで、かつ親戚に心筋梗塞の方がおられたので、心機能検査オプションも付けました。また、MRIによる脳ドックも、5年に1回は上限2万円の手当が出るため、MR脳検査も興味本位で受けてみました。
藤沢市保健医療センターへ
人間ドックは、会社から指定されている機関で受診しなければ手当てがもらえないのですが、候補はたくさんありました。しかし、いろいろ検討した結果、やはり地元に近いところが良いでしょうということで、藤沢市保健医療センターにしました。辻堂駅から神奈中バスで11分と比較的アクセスは良かったです。
検査開始
検査は、病院の院内着のような服に着替えて始まります。いつも受診する、会社での集団での健康診断に比べると、混雑度は少ない印象でしたが、近隣の中小企業の健康診断と思われる方々と合同となるため、ガラガラというわけではありませんでした。
初めは採血から。看護士さんから、「以前気分が悪くなったことはありますか?」などと聞かれ、特に採血で困ったことは今までなかったので、「特にありません。」と答え、つつがなく終了…となると思ったのですが、採血後なんだかすこし意識がもうろうとして…椅子に座っていたので倒れこそしませんでしたが、一瞬意識を失いかけました(ここはどこ?私は誰?状態が30秒くらい続いた気がします)。ネットで調べるとそれは、血管迷走神経性失神といわれる症状なのだそうです。ストレス・空腹・採血後などにおきるそうです。確かに、これまでほろ酔い状態やその翌日に似たような症状があった経験はあるのですが、採血のあとというのは初めてでした。あまり、このところはストレスがたまるような仕事をしていないように思うのですが…あるいは(いい大人なのに)注射が怖いのか…?空腹で若干脱水気味であったことは間違いないですが。。。
その後は視力や聴力、エコーやX線を経て内視鏡へ。内視鏡は35歳の時に経鼻で一度受けたことがあるので、もう慣れっこ…と思ったのですが、意外とコツを忘れていて、何度もオエっ、オエっとなってしまい、前回より苦しかったです。内視鏡をつつがなく乗り切るコツは、口のなかに唾液が充満しはじめても、「ごっくん」と飲み込んでしまいたい衝動を徹底的に抑え込むことです。恥じらいを捨て口からだらだらと唾液を垂れ流し、口から喉までを完全に固定し、ゆっくりと深い呼吸をすることで、内視鏡が喉の奥のオエっオエっトリガーに当たることを極力避けることが重要です。
また、初めて受けた脳ドックMRIでしたが、なかなか奇妙な体験でした。事前に「閉所恐怖症ですか?」と聞かれたりしましたが、私は閉所恐怖症持ちではなかったですが、確かにこの狭い空間に閉じ込められ(ものの10~20分くらいだったと思いますが)ガコンガコンといった音やビープ音を繰り返し聞かされ続けたりするとなんだかおかしな気分になりそうというのも少しわかる気がします。この部屋だけ若干リズミカルな環境音楽が鳴っているのは、そういう理由(外界と完全に遮断されていないことを意識できるため)なのかなと思いました。
そして昼食へ…
その後すべての検査を終え、昼食へ。昼食は健康によくて美味しそうな感じでした。失礼ながら病院食のようなものしか期待していなかったので、いい意味で裏切られました。

説明を受ける
昼食後、1時間くらいの休憩をはさんで、午後からお医者さんの説明を受けました。全体的に大きな不健康箇所はなかったですが、予想通りではありますが、体重のことを指摘されました。BMIが26越え、腹回りがついに89cmに達してしまったので、言い逃れができないくらいメタボです。。。眼球の血管の写真を見せて「ここの静脈と動脈が交差しているところ…ちょっと細くなっているように見えない?」と聞かれ、たしかに、ちょっと細くなってますねと答えると、「こういうのが将来的な脳梗塞とかを暗示しているんだよね」とちょっと怖いことを言われました。でも、こういうことをダイレクトに言ってもらえる方がかえって、日々の取り組みに反映でき、安心できます。
その後保健士さんから、今後の健康づくりのためのアドバイスを受けました。といっても、自己申告の問診からのアドバイスなので、自分でもうすうすマズいなというところはわかっているのですが…。一応私も、独身時代に比べれば、ラーメンや肉などの回数は明らかに減り、フルーツや野菜など健康的なものを食べている自覚はあるのですが(3食のうち昼食は、栄養士さんが監修していると思われる会社の食堂で食べてますし)、いかんせん、スポーツの量がかなり減ってしまったのと(週2~3回できていれば良いといわれるのですが、個人的にはあまり効き目が感じられていません。)やはり、ビールの飲む量がイカンなーと思っています。保健士さんには毎日2缶と過少申告してましたが、たぶん3缶以上飲んでいると思います。保健士さんのアドバイスにもありましたが、これからは、クラフトビールばかりでなくグリーンラベルも取り込んでいこうかなと思っています。
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