「まとめサイト」に負けない!「リアルまとめ」ビジネス! マンガ142巻を本棚に「まとめ」!? 宅配便をギリギリに「まとめ」!?

がっちりマンデー2017.10.29 ONAIR です。

昨年、いろいろと物議をかもしたまとめサイト関連ですが、今回はその話ではなく、リアルのモノをまとめるビジネスとのことです。

一社目は、ワンプラスワンという会社。海外からのネットショッピングの注文を、一度一つの荷物にまとめて、送り返してあげるサービスです。一般に、荷物は重さで決まるので、小口の荷物を多数回送るより、大口の荷物を少数回送った方が安く済む、それを利用してのおまとめサービスということらしいです。売り上げ2億円というから本当に小さな会社ですが、月に100以上の国や地域から3000人以上が利用するというから驚き。パッキングにもコツがあり、やわらかいモノを下に置き、割れ物を角に置かないことや、隙間を作らない、でこぼこしたものは外袋からバラす。重量ランクを一つでも下げようと、段ボールの余白部まで切り取って軽量化を図る始末。頑張っています。

二社目は、トリコという会社。いわゆる全巻ドットコム。30代の大人買いができる世代をターゲットに全巻丸ごとそのままのお値段で提供するサービス。本屋でもネットでも、歯抜けになっていることが多い中、絶版以外はほぼそろえていると豪語し、32000タイトルあるという。この会社の全巻揃いのセット所有率は日本一という。アメトークでキングダム芸人を放送したときは、ひと月で4000セット販売し、8400万円を売り上げたそうな。このように全巻揃えられる秘訣としては、低い返本率があり、通常書店で27%ある返本率(そんなにあるのか!?)が、ここではたった1%という。そうして勝ち得た信頼から、本を満数入れてくれる率が高まり、結果的に全巻そろいやすくなるという。そのほかにも、会議室に作家のサイン、全巻購入特典の、作者描き下ろしボックスなど、つい購入したくなる仕掛けがいくつもある。しかし、クッキングパパ142巻を全巻セット買うなんてツワモノだなーと思います。いくら特典の描きおろし本棚がつくからと言っても。。。

最後は、大手だが富士フイルムのイヤーアルバム。AIの力を使って、手持ちの写真を、たった17秒でデジタルアルバムに仕上げてくれるという。気に入れば、2週間程度で本の形で納品してもらい3805円。写真が多くても、適切な写真を適切な枚数分AIが選び出し、配置してくれるという。選び出す基準としては、点数が高いものが選ばれやすく、①写真が明るい②顔がこっちを向いている③人数が多いなどが、点数が高くなりやすいそうだ。また、同じ人ばかり・人物ばかりであると、全体のバランスが悪いので、いろいろな人を選んだり、風景も混ぜるなどの工夫もするようだ。登場人物の比率は手動で調整し、だれ向けのアルバムにするかをある程度コントロールできるようだ。

今回は、あ、なるほど、その手があったかー、というほど驚く場面はなかったが、やはり、リアルのモノをまとめるといっても入り口はほぼインターネットであり、インターネットを使っていろいろ御用聞きするビジネスはまだまだ色々ありそうだなと感じた。

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